Google Homeを個人秘書として育成していくことを目指し、今回はスケジュール管理をどこまでAI化できるか、考えてみました。
カレンダーはGoogleカレンダーを利用する前提とし、実装方法としては、以下の3通りが想定できます。
- 標準機能:Google Assistantに標準で入っている機能をそのまま利用
- IFTTT:Google Assistantの入力に対してIFTTT経由でカレンダーと予定をやりとり
- 独自開発:DialogflowとGoogle Calendar APIを利用して、拡張アクションを作り込み
それぞれの実装方法で実現できる仕組みをまとめたものが以下です。
■予定追加は標準or独自開発
プライベートで利用する分には、標準機能でも十分に思われます。ただ、仕事で使っていくことを考えると、場所や参加者への招待などの機能が求められるので、自分で開発する必要が出てきます。
■予定確認は標準
標準で十分な機能が提供されています。仮に自前で作ったとしても、できることは標準とほとんど変わらないので、わざわざ労力をかけるほどのメリットがないように思います。
■予定削除、予定変更は独自開発
これらは標準の機能が用意されていないので、自分で作り込む必要があります。まずイベントのタイトルなどからイベントIDを特定する処理が必要で、やや開発難易度が高いですが、実現できればかなり利便性は高まると思います。
予定管理にきめ細かさを求めてしまうと、どうしても独自開発の部分が増えてしまいます。クイックに導入して活用するためには、ある程度割り切って標準機能を使っていく、という方法も考えるべきかもしれません。