現在、LINEでAIチャットボットを作るビデオ講座を提供しています。
その中で、「LINEではなく、TwitterとDialogflowを連携するには?」というご質問をいただきましたので、今回はその方法をご紹介したいと思います。
まずはLINEと同じように、Twitter連携の設定を確認します。
設定画面を開くと、インストラクションが書かれています。内容は以下の通りです。
- "Twitter Application Management"画面で"Create New App"をクリックし、すべてのフィールドを入力する
- "Permissions"タブで"Access"エリアの"Read, Write and Access direct messages"を選択し、"Update Settings"をクリックする
- "Key and Access Tokens"タブで、"Create my access token"ボタンをクリックする
- 以下に"Bot Username"を入力する
- "Key and Access Tokens"タブから、Consumer Key、Consumer Secret、Access Token、Access Token Secretを以下にコピー&ペーストする
- "START"をクリックする
実際にやってみると、これだけでは手順が足りていないようで動きません。ここから、この手順をひとつづつ追っていきます。
1."Twitter Application Management"画面で"Create New App"をクリックし、すべてのフィールドを入力する
Dialogflowのインストラクションからリンクが張られているので、そこからTwitterの画面に遷移します。"Apply for developer account"を押して、以降の設定画面を入力していきます。
アカウントの指定
利用用途について
組織か個人か。今回は個人を選択しました。選択後、アカウント名と国の入力を求められます。
このアカウントについて
英語300文字以上で質問に答えなければいけない箇所があり、ここが少し面倒です。
同意画面
最後までスクロールすると次に進めます。
メール認証
同意画面の後、メールが届くので、メール内のリンクをクリックすると、登録が完了します。次に、"Create an app"からアプリケーションを作ります。
アプリケーションの作成
また必要情報を入力します。
登録完了
2."Permissions"タブで"Access"エリアの"Read, Write and Access direct messages"を選択し、"Update Settings"をクリックする
これは書かれている通り設定すればOKです。
3."Key and Access Tokens"タブで、"Create my access token"ボタンをクリックする
これも指示されている通りです。
4.ここで隠れ手順!Account Activity APIの環境を作成する
Integrations画面のインストラクションにこれが書かれていないのでハマります。Dialogflowのマニュアルをよく読むと書いてありました。
右上の"Dashboard"→Account Activity APIの"set up a dev environment"を選択します。
Dev environment levelにdevを入力し、Appに今回作ったアプリケーションを選択します。
5.Dialogflowへの設定
あとはLINEと同じです。3で設定したApps→Keys and tokens画面の内容をDialogflow画面にコピーします。Dialogflow画面とTwitter画面で微妙に名前が違いますが、以下のようになっています。
- Bot Username:Twitterのアカウント名(@の後)
- Consumer Key:API key
- Consumer Secret:API secret key
- Access Token:Access token
- Access Token Secret:Access token secret
- Dev environment label:4で設定したDev environment label
完成!
これで"START"すれば完成です。
この設定を行ったアカウントに対して別のアカウントからツイートを行うと、Dialogflowに設定したシナリオが動き、自動で返信が行われます。
AIシナリオの作り方についてはビデオ講座で
DialogflowによるAIシナリオの作成方法については、Udemyでビデオ講座を提供しています。一部無料公開しておりますので、チャットボット開発に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。